



ゾンビはカンセンしなくちゃつまらない
株式会社闇さんと一緒にヴィッセル神戸のホラーイベント「キックオフデスゲーム」の企画・制作を担当しました。
本イベントは昼と夜の2部構成で、舞台はナノマシンにのっとられて関係者がゾンビ化したノエビアスタジアム神戸。来場者はスタジアムを巡りながら、選手を救うためのミッションや謎解きに挑みます。

コンセプト
ターゲットが家族層中心の〈昼〉と、ホラーや謎解きを好む若年層中心の〈夜〉で異なる中、イベントとしての統一感をどう生むかが最初の課題でした。そこで、昼は誰もが理解しやすい“表の世界観”を担当し、夜は恐怖を一段深く掘る“裏の物語”を担うという棲み分けで設計することに。

全体のコンセプトは、まず子ども目線での“表層の怖さ”から組み立てています。子どもはゾンビを怖がる一方で、ゾンビ作品は人気です。この矛盾を読み解く中で、ゾンビは「恐れる対象」であると同時に、「何ものにも動じない無敵さ」への“憧れ”でもあるのではないか、という仮説に至りました。

だからこそ昼の体験では、ゾンビと戦うだけでなく、自分自身が“ゾンビになりうる”可能性を明示。勝てば称賛、負ければ感染という命懸けの緊張感を成立させるために、イベント名を「キックオフデスゲーム」としました。また、キャッチコピーは勝敗が分かれるサッカーにかけて「キミは勝者か、それとも廃者(ゾンビ)か。」としています。
イベント
昼の部「極悪マスコットからの挑戦状」
受付で参加者キットを受け取り、矢印に沿ってスタジアムを1周しながら5つの試練に挑む周遊イベントです。成功するとリボーンカード、失敗するとデッドカードが配られ、3枚以上になると最後のデス・PKではゾンビ側として参戦。すべての試練を終えた人は獲得したリボーンカードに応援メッセージを書き、会場外の「復活パネル」に貼り付け、100枚以上たまると選手が復活する設定です。



試練①「人質キックダーツ」



試練②「デッド・オア・ドリブル」



試練③「顔面リフティング」



試練④「人質ボウリング」



試練⑤「デス・PK」



オリジナルグッズ「ゾンビナール」「血液風ドリンク」

夜の部「カンセンしてはいけない絶望スタジアムからの脱出」
夜の部は、昼で提示した表の世界観の“裏側”に潜っていく物語体験です。昼間のデスゲームは“子供たちをナノマシンに感染させるための罠”という設定のもと、観客はスタジアムの暗部を進みながら、ナノマシンによるゾンビ化の真相に迫ります。





謎を解いて進んでいくと普段は入れないスタジアム内の選手控え室やウォーミングアップルーム、選手入場口にも入ることができます。ただ、ここにも容赦なくゾンビが徘徊しているため、ゆっくり鑑賞するわけにもいきません。




最後にはOP映像でも出演した司令官がサプライズ登場し、真のクリア者を讃えます。
ちなみに司令官役の林哲也さんは、長年ラジオ関西「GOGO!ヴィッセル神戸」のパーソナリティを務めており、終了後はヴィッセルサポーターの方々と温かく交流する場面も見られました。


掲載実績
TV
MBS「キックオフ!カンサイ」(2025/07/27)
サンテレビ「キャッチ+」(2025/07/30)
関西テレビ「newsランナー」(2025/08/07)
JCOMコミュニティチャンネル『ジモトピプラス』(2025/07/28~2025/08/03)
ラジオ
Kiss FM「シャカリキ」(2025/07/24)
Kiss FM「Viva la radio」(2025/07/25)
新聞
神戸新聞(2025/07/06)
Web
HYOGO ODEKAKE PLUS+「ノエビアスタジアム神戸で、初のホラーイベント」
KOBE Journal「ノエスタ初のホラーイベント『キックオフデスゲーム』が開催されるみたい。昼は「ゾンビとサッカー対決」夜は「謎解き&脱出」」
サンテレビNEWS「ヴィッセル神戸がホラーイベント 夏のノエビアスタジアム神戸で恐怖体験」
Kiss PRESS「昼も夜も楽しめる夏限定のゾンビ体験 「キックオフデスゲーム」 神戸市」