単なる事例紹介ではインシデントの「恐怖」まで伝えきれない
HENNGEの「Tadrill」というサービスのプロモーションとして、プロの怪談師がヒヤリハットやインシデントを“ケーススタディ怪談”として語るイベント「情シスだけが怖い話」を企画・制作しました。
このイベントでは「USBが落ちている」「LANケーブルが片方抜けている」など情シスならゾッとするあるあるネタや、昨今話題の「ランサムウェア」や「標的型攻撃メール」といったサイバー攻撃の実話をもとに、プロの怪談師が“ケーススタディ怪談”を披露。
単なる事例紹介では伝えきれない恐怖を臨場感高く伝えることで、危機感を強く持つことができ、企業のサイバーセキュリティに関するリテラシー向上につなげます。
コンセプト
今回は新サービス「Tadrill」の認知向上と、顧客である情シスの方々のファン化が目的でした。
Tadrillは「標的型攻撃メール」というサイバー攻撃の訓練メールが実施でき、社内の危機感を高めてリテラシーを向上させるサービスです。このサービスと親和性のあるプロモーションを検討するために、まずは「なぜ情シスは社内の危機意識が低いと感じるのか?」を考えました。
その中で「危機感の高い情シスは他の社員には見えない“インシデントの霊視”ができているのでは?」という1つの仮説を立てました。
情シスは情報漏洩やサイバー攻撃の知見が深い分、他の人にとっては何てことのない状況でもインシデントが予知でき、ゾッとしてしまうのです。
そこで、インシデントは未然に防ぐことができない事故ではなく、リテラシーを高めることで予知できるようになることを打ち出すため「インシデントは霊視できる」というコンセプトを立てました。
そして、インシデントが起きる前から霊視できる第六感的な能力を「霊シス力」と定義。
情シスの方々にはケーススタディが学べるだけでなく、エンタメとしても楽しめる「怪談イベント」を実施することでファン化につながることも狙いました。
イベント
イベントではプロ怪談師の夜馬裕さん・伊山亮吉さんのお2人が実話をもとにした怪談を執筆し、交互に2本ずつ披露してくださいました。
会場内では懇親会時にも楽しめるよう、フラッシュ撮影するとインシデントリスクが心霊写真のように浮かび上がるフォトスポットと、情シスから集めたエピソードに御札を貼って供養できるパネル展示も実施しました。
フォトスポット
パネル展示
お土産
来場者へのお土産として「標的型攻撃メール」が来ないようにするステッカーも30枚セットでプレゼントし、情シスが社内の危機意識を高めるために配布できるようにしました。
Webサイト
イベント応募フォームも兼ねたWebサイトでは「ヒヤリハット」や「インシデント」を霊的なものに見せつつ、オカルトやファンタジーにはならないよう制作しました。
特にキービジュアルでは情シスでない人が見ても一目で「ホラー」とわかるデザインですが、実はオカルト的な要素は一切なく、すべて現実世界で起きうる“情シスだけが怖い現象”になっています。
https://hennge.com/special/scarystory2024
メディア掲載
ITmedia「情シスが体験した怖い話を募集→プロの“怪談師”がトーク 神田明神で変わり種セキュリティイベント開催」
BuzzFeed「いろんな意味で怖すぎる怪談イベント「情シスだけが怖い話」開催決定。PC紛失、メール誤送信など“実話に基づいたインシデント事例”を”プロの怪談師が披露」
ASCII「情シス恐怖の納涼イベント開催 実話ベースのインシデントをプロ怪談師から」
PR EDGE「怪談師が語る「情シスだけが怖い話」実際に起きたインシデント事例を怪談で体験」
ダ・ヴィンチWeb「幽霊より恐ろしい…。プロの怪談師が職場のインシデント事例を語る異色のイベント「情シスだけが怖い話」に注目」
ITMedia「プロ怪談師の“ITインシデント怪談”に来場者は固唾 風変わりなセキュリティイベントに行ってきた」
ウォーカープラス「怪談師・夜馬裕、伊山亮吉が“情報セキュリティ”にまつわる恐怖を語る…異色のイベント「情シスだけが怖い話」潜入リポート」
週プレNEWS「情報システム担当部署には「怪談」があふれている! プロ怪談師が本当にあった危機事例を語るイベント「情シスだけが怖い話」開催!」
クレジット
Client: HENNGE株式会社
Creative Director: 岡シャニカマ(ない)
Planner: 岡シャニカマ(ない)
Art Director: 杉村健太(闇)
Copywriter: 岡シャニカマ(ない)
Designer: 杉村健太(闇)、濱本紗季(MBS企画)、森倉ヒロキ
Web Engineer: 杉村健太(闇)
Director: 岡シャニカマ(人間)
Photographer: 鈴木渉
Cast & Scenario: 夜馬裕、伊山亮吉
Casting: 株式会社闇
Stage Manager: 山口智史(office Shin)
Movie: office Shin株式会社
Social Gathering: 株式会社プレジール
Supervision: 株式会社Armoris、板垣慎介(HENNGE)
PR: 大原絵理香
Producer: 吉廣貫一(闇)、荒井丈介(闇)