裏がある京都人のいけずステッカー
- 担当範囲
- 企画 / コピーライティング / 制作ディレクション / PR
- 公開日
- 2023/11/03
京都人の「いけず」は気づかない
「ぶぶ漬けでもどうどすか?」と聞かれたら、それは「早く帰れ」という意味。
そんな京都人のハイコンテクストすぎて府外の人では気づかないコミュニケーションを「いけず」と呼びます。
昔から京都人らしい文化として認知されているこの「いけず文化」ですが、まだ観光資源には昇華されていないことに気がつきました。
大阪が「笑い」という県民性のステレオタイプを観光資源にしているように、京都の「いけず」もコンテンツに落とし込めば観光資源になるはずです。
そんな思いから京都の新しいお土産として「裏がある京都人のいけずステッカー」を作りました。
この商品は「いけず」が持つ「言いづらいことを遠回しに伝える」という特性を活かし、府外の方が言えずじまいな本音を京都人に代弁させることが可能です。
その名の通り表と裏の両面構造になっており、表には丁寧だけど、どこか意地悪で「いけず」な建前が描かれ、裏面を覗くと隠れていた京都人の本音を知ることができます。
商品ラインナップ
府外の方が家に持ち帰って使えるよう、家のさまざまな場面で発生する「言いづらいお願い」ごとに4種類の商品を制作しました。
トイレ編:「立って小便しないでください」と伝えたい時
玄関編:「汚れた格好で家にあがらないでください」と伝えたい時
食卓編:「クチャクチャ音を立てて食べないでください」と伝えたい時
ポスト編:「不要なチラシを入れないでください」と伝えたい時
パッケージ
店頭でも両面が確認できるよう、パッケージはテントカードと透明OPPにしました。
ロゴには「いけず」が持つ『明らかにおかしいわけではないけれど、どこか違和感を感じる』という要素を表現するために「け」の左側を上下反転させたり、「ツ」を「シ」に変えて違和感を生み出しています。
販売店舗
反響
制作に協力いただいたインフルエンサーの「みえっぱりな京都人bot」さん、モデルの「大西里枝」さんの投稿がXで拡散され大きな反響を呼びました。
ヤバすぎて怒られそうな京都土産作りをお手伝いしました
— みえっぱりな京都人bot (@kyoutojin_bot) November 3, 2023
裏をめくるとヤバい本音がでてくるステッカーです
にしてもインパクトエグすぎるな、これ… pic.twitter.com/1o8qPIdONU
【大西の変顔がステッカーになりました】ある日突然「イケズの産地直送をしたいのでお手伝いいただけませんか」という連絡がきた。パワーワードが過ぎるメールを開いたが最後、阿含の星祭りくらいの熱量で口説かれ、スカウトを受けることになりました。大西なにしてんだよって思いますよね。私もそう思… pic.twitter.com/Tm4iCvkni4
— 大西里枝 扇子屋女将 (@RieOhnishi) November 3, 2023
プレスリリースがXで多く拡散され、PR TIMESのランキングでは1位になり、21媒体で記事が転載されました。
掲載実績
TV
「newsおかえり」(ABC)
「バラいろダンディ」(TOKYO MX)
「イット!」(フジテレビ)
「THE TIME」(TBS)
「NEWS ONE」(東海テレビ)
「newsランナー」(関西テレビ)
「あさパラS」(読売テレビ)
「あさイチ」(NHK)
「SUNNY TIME」(KBS京都テレビ)
「痛快!明石屋電視台」(MBS)
「京いちにち」(NHK京都)
ラジオ
「妹尾和夫のパラダイスKyoto」(KBS京都ラジオ)
「NEWSROOM α α-STATION」(FM京都)
新聞
産経新聞・夕刊(2023/11/20)
朝日新聞(2024/05/12)
Webメディア
ねとらぼ「本音「トイレ、立ってすんなよ?」を“裏がある京都人”が言うと…… リバーシブルな「いけず文化」ステッカーの緊張感がすごい」
まいどなニュース「「小っちゃい郵便受けしかおへんですんまへん」の真意は 「裏がある京都人のいけずステッカー」から学ぶ建前と本音」
FNNプライムオンライン「本音と建前?京都“いけず文化” 日常あるあるステッカーで代弁」
ストレートプレス「【京都府】建前と本音が描かれた「裏がある京都人のいけずステッカー」発売!全4種を用意」
PR EDGE「なかなか言えない言葉を代弁?「裏がある京都人のいけずステッカー」販売開始」
livedoor News「京都の「いけず文化」をお土産に!「裏がある京都人のいけずステッカー」」
Rakuten Travel「京都のお土産に!京都人の「いけず文化」を表現したステッカーが登場」
Pouch「【いけずの産地直送】裏がある京都人のいけずステッカーにジワジワ! この意味、わかりますか?」
産経新聞「はんなり女将、裏はこわもて 本音隠す京都の「いけず文化」ステッカーで代弁」
SORA NEWS 24「Kyoto’s “ikezu” culture of backhanded compliments explained in hilarious souvenir sticker series」
集英社オンライン「いつまで京都人は「いけず」なのか!? 「ぶぶ漬け、どうどすか?」はとうに絶滅しているのに、なぜ罪悪感を京都だけになすりつけるのか」
東海テレビ「本音と建前を絶妙に表現…“いけず文化”の京都人と名古屋人に「気質が似ている説」言葉の中に自虐と誇り高さ」
ストレートプレス「話題の「裏がある京都人のいけずステッカー」が京都市のふるさと納税返礼品として登場」
ラジトピ「本音と建前が表裏一体!『いけずステッカー』 京都特有の文化が商品に 京都人見破る「人狼ゲーム」も」
クレジット
企画・制作:ない株式会社、CHAHANG
モデル:大西里枝(大西常商店)
カメラマン:木村華子
印刷:有限会社修美社
京ことば監修:西村弘滋
PRアドバイザー:白井康太(枠)
いけず座談会:大西里枝(大西常商店)、中島真帆(嵯峨嵐山文華館)、仲町六絵、ふたござのまろ、三谷靖代(おきにのうつわ)、三谷幸史(おきにのうつわ)、みえっぱりな京都人bot、山下昌毅(修美社)、吉川哲史(Kyoto Love. Kyoto)、Guts(α-STATION)