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©ない株式会社

WORKS ないシゴト
プロダクト

京都人狼

担当範囲
企画 / コピーライティング / 制作ディレクション / PR
公開日
2024/07/30

「いけず」は言いたくても言えない

「いけずステッカー」という商品を作る際に、京都人11名を集めて「いけず座談会」を開催しました。

「立ってトイレしないでと言う時、京都人なら何と言うか？」等のお題にそって、各々が絶妙に伝わりそうで伝わらない「いけず」な言い回しを考える会議なのですが、1つのエンタメとして成立するぐらい楽しく盛り上がったのです。

普段の会話なら「いけず」は忌み嫌われる存在ですが、座談会のように「いけずを言っていい空間」になると1種の大喜利的なエンタメに昇華されるのです。
そこで「いけずを言うこと自体の面白さをコンテンツにできないか？」と考えました。

いけずステッカーを「いけず」がもつ“言いづらいことを遠回しに伝える”という機能的価値にフォーカスした商品だとすれば、“いけずを言うこと自体の楽しさ”という情緒的価値にフォーカスした商品があっても良いはずです。

そんな思いから「京都人狼」というボードゲームを作りました。

この商品は「いけず」を言う機会が少ない洛外の方でも、京都人になりきって「いけず」を言ってみることで、その面白さや奥深さを体感できるボードゲームです。

「いけずな京都人」か「素直な京都人」かを決める役割カード
京都人がよそさんに伝える内容を決める「本音カード」

「村人」の中から「人狼」を見破る一般的な人狼ゲームと同様に、「素直な京都人」の中から「いけずな京都人」を見破るというのが基本的な遊び方になります。

商品概要

商品名：京都人狼
価格：5,000円（税別）
発売日：2024年7月30日
本体サイズ：H38mm×W64mm×D100mm
内容物：「役割カード」いけずな京都人×4枚／素直な京都人×4枚／しが×1枚／「本音カード」×33枚／説明書
推奨人数：4～8人
想定時間：15分
対象年歴：京都在住15年以上

遊び方

参加者は1人の「よそさん」と、残りの京都人に分かれます。京都人は順番に「よそさん」を褒めていきますが、中には褒めているように見せかけて意地悪なことを言っている「いけずな京都人」が紛れています。

京都人は「〜どす」や「おおきに」など「京ことば」で話すことがルールになっているため、すべてが「いけず」に聞こえてしまう不穏な空気の中、よそさんは本心から褒めてくれた「素直な京都人」を見つけなければなりません。

意地悪なことを言い合うゲームの特性上、遊んでも仲が悪くならないように「本音カード」というお題を用意しました。
いけずな京都人役の人でも「お題を出されている」という前提があることで、プライベートの関係性を気にせず楽しめます。さらに初対面の方でも上手く褒められるよう、よそさんに質問をするパートを設けているのもこの商品の特徴です。

また「いけず」の言い方がわからない方のために、X（旧：Twitter）で「いけず」をネタにした投稿が人気の京都系インフルエンサー「みえっぱりな京都人bot」氏が監修・協力した「いけず例一覧」を作成しました。こちらは説明書のQRコードから閲覧でき、A4サイズでのプリントアウトも可能です。

応用編「しがいり」

より高度なゲーム性を楽しみたい方のために「滋賀人」を1人いれる応用編も用意しています。「滋賀人は京都人のいけずに敏感」という設定のもと、滋賀人は京都人1人の役割を事前に確認することができます。

プロダクトデザイン

聞き手に高度な理解力を求める「変体仮名」で「いけず」のハイコンテクストな性質を表現

パッケージには、平安時代から使われていた「変体仮名」を採用。同じ「カ(ka)」という発音でも11種類の文字を使い分けるこの仮名は、読み手に高度な理解力を求めることから、本音と建前で表現を分ける「いけず」を表現するために最適だと考えました。書手は、書道家の家系を持ち、母の真似をして筆を持つ歴10年、老舗旅館「吉田山荘」女将・中村知古氏です。

京都人の二面性を表すためにカードは「裏面」にこだわった特製合紙

カードは高級紙を2枚貼り合わせた特製の合紙で製造。手札を広げた際に上品さが漂うよう、裏面には箔入りの伝統和紙を使用しています。また、ボードゲームとしては異例の「裏面が全て異なるデザイン」をあえて採用し、読めそうで読めない「いけず」の奥ゆかしさを表現しました。製造は京都で63年の歴史をもつ有限会社修美社が担当し、最高級の品質に仕上げています。

販売店舗

・大西常商店（〒600-8086 京都府京都市下京区本燈籠町23 松原 通 高倉西入）
・京みやげ uramatsu（〒604-8042 京都市中京区新京極通四条上ル中之町548-3）
・嵯峨嵐山文華館（〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11）
・然林房（〒603-8468 京都市北区鷹ヶ峯北鷹峯町40）
・HOTEL MUSO（〒600-8047 京都府京都市下京区石不動之町678）
・料理旅館 吉田山荘（〒606-8314 京都府京都市左京区吉田下大路町59-1）
・京土産自販機「wacocoro」（HOTEL MUSO、四季四季ぽんと、四季四季室町）

販売終了
・京都ポルタ おみやげ街道 亰店（〒600-8216 京都府京都市下京区東塩小路町 京都ポルタ 2F）
・セブンイレブンハートインJR京都駅東口改札内（〒600-8212 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町）

販売サイト

・「京都 昌幸堂」オンラインショップ（https://shop.shokodokyoto.com/）
・「吉田山荘」オンラインストア（https://shop.yoshidasanso.com/）

寄付可能なふるさと納税サイト

・さとふる
・ふるさとチョイス
・楽天ふるさと納税
・ふるなび
・ANAのふるさと納税
・JRE MALLふるさと納税

反響

プレイ動画

掲載実績

Webメディア
電ファミニコゲーマー「京都人の「いけずな本音」を見破る異色のボードゲーム『京都人狼』発売開始。対象年歴は京都在住15年以上。京都人特有の言い回しで展開される「褒めの言葉」の裏に隠された悪口を見破ろう」
Jocee「京都の「いけず」文化を体験！ボードゲーム『京都人狼』で腹黒さを味わおう」
Dellows News「京都の「いけず文化」を体感できるボードゲーム」
BROAD「京都人になりきる『京都人狼』発売。褒めるフリして意地悪なことを言う「いけずな京都人」は誰だ!?」
まいどなニュース「「びっくりするほど気さくどすなあ」→本音「無礼な人ですね」　遊びながら人間不信に…？禁断の「京都人狼」ゲームでいけずな京都人を見破れ」
ラジトピ「本音と建前が表裏一体！『いけずステッカー』　京都特有の文化が商品に　京都人見破る「人狼ゲーム」も」
LIMO「【京都のお土産】京都らしい気分を楽しめるお土産4選！最新のコスメや雑貨などを紹介」
京都新聞「「京都人のいけず」ネタにしたゲーム爆誕　洛中の老舗女将「これ苦手やわ」、裏ある?言葉でみやびな神経戦を」
読売新聞オンライン「「何て面倒くさい」京都人の本音と建前を探るカードゲーム誕生」

ラジオ
ラジオ関西「Clip」（2024/08/15）

新聞
京都新聞朝刊（2024/09/14）
読売新聞夕刊（2024/10/19）

雑誌
「anan」2415号（9月25日発売）

クレジット

企画・制作：ない株式会社、株式会社CHAHANG
題字：中村知古（吉田山荘）
印刷・製造：有限会社修美社
ゲーム監修：朝戸一聖（TANSAN）
いけず例作成協力：みえっぱりな京都人bot
翻訳：かとうちあき
モデル：大西里枝（大西常商店）、山口果歩（繍屋春駒 刺繍職人）、琴音（京織雪 結髪師）
カメラマン：木村華子
PRアドバイザー：白井康太（枠）

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