スキーで転ぶのはみっともない
2024年シーズンの六甲山スノーパークが打ち出すテーマ「笑い転げれんで」のコンセプト開発・コピーライティングと、イベント内での場内コンテンツ企画を担当しました。
初心者の方がスキーやスノボを始めるキッカケづくりをするため、彼らの参加ハードルとなる「転ぶ」をあえて全面に打ち出し、「転ぶこと自体が楽しい」と思えるようなメッセージングと場内コンテンツを用意しています。
コンセプト
六甲山観光さんからのオーダーは「初心者の人にもっと来て欲しい」というものでした。
私は高校の修学旅行で初めてスキーをしたのですが、初心者の中でもかなり下手な方で、みっともない転び方を連発。思春期にはあまりにも辛い経験だったので、それ以来ゲレンデに足を運ぶことはありませんでした。
そんな個人的な気持ちもさることながら、実際に他社の調査結果を見ても「転ぶ」ということ自体が初心者のハードルになっていることは間違いなさそうでした。
ただ「転ばないスキー場」を目指しても初心者のスキルアップや継続につながらないので、あえて「転ぶこと自体がおもしろい」というメッセージングで『笑い転げれんで』というコピーを提案しました。
場内コンテンツ
シーズン中は「笑い転げれんで」を体現する場内コンテンツを2つ実施しました。
勝っても負けても笑い転げれんで「雪玉相撲」
バブルボールを着用した安全な状態で、雪上に設置された土俵の上で思いきりぶつかり合う相撲です。親子でも友達同士でもダイナミックに転がりまくりながら笑い転げることが可能です。
ピンもボールも笑い転げれんで「スノーボウリング」
巨大な笑顔が描かれた直径1.5mの雪玉風ボールを坂の上から転がし、下にあるこれまた巨大で笑顔の描かれたピンをなぎ倒すダイナミックなボウリングです。倒れたピンは文字通り笑い転げているように見え、倒した本数に応じて笑い声が鳴り響くようになっています。
クレジット
Client: 六甲山観光株式会社
Creative Director: 山根シボル(人間)
Art Director: 松尾聡(人間)
Copywriter: 岡シャニカマ(ない)
Designer: 松尾聡(人間)
Planner: 岡シャニカマ(ない)
Director: 武藤崇史(人間)
Producer: 花岡(人間)
◯メインビジュアル
Photographer: 澤尾康博
Casting: 株式会社グルーヴ
Model: 萩原心音、柳樂玲奈、SORA(I.T.M)、鈴木来希
◯WEB、パンフレットビジュアル
Photographer: HARRY
Casting: 株式会社グルーヴ
Model: 万徳充穂(スタジアム)、玉山巴絵(SOS)