WORKS ないシゴト

サンリオキャラクター派遣プロジェクト

担当範囲
企画 / コピーライティング
公開日
2024/10/21
クライアント
アデコ株式会社

自分の適職ってよくわからない

人材派遣や転職支援など人材サービスを提供する「Adecco(アデコ)」のプロモーションとして、Adecco社員が「もし、サンリオキャラクターが求職者だったら?」と仮定してピッタリな派遣先を考える「サンリオキャラクター派遣プロジェクト」を企画しました。

実際に7名のAdecco社員がサンリオキャラクターのプロフィールをもとに会議を行い、8キャラクターの派遣先を検討。それぞれの描き下ろしイラストと共にOOHやWebサイトにて発表し、会議風景の動画もYouTubeにて公開しました。

コンセプト

Adeccoは人材サービス業界における競合他社と比較して認知度を高める必要があり、「”人を大事に”し”人を感じる”」というブランドポジションを確立したいという戦略もあったため、その2点を満たす施策を必要としていました。

このブランドポジションをもっと具体的に把握する必要があったため、私は元Adecco社員の友人にヒアリングを実施。そこで分かったのは「人材派遣では派遣先企業も派遣されるスタッフも相手が選べず、唯一マッチングさせられるのは間に入っている派遣会社(=Adecco)だけ」ということでした。

さらに、友人のエピソードで印象的だったのが「派遣スタッフは自分を過小評価してしまう人も多い」というもの。友人はとある派遣スタッフさんの能力を見抜き、派遣ではなく即正社員での雇用につなげたこともあるそうです。

自分の能力も、それが活かせる適職もよくわからない人がほとんど。
だからこそ「常に派遣スタッフのスキルや想いによりそって、豊富な職場への知識や経験から最適なお仕事を提案できる」という部分がAdeccoの本質的な価値だと考え、コンセプトコピーは「新たな自分が、きっと見つかる。」としました。

そのコンセプトをベースに目的の「認知向上」が達成できるよう、このコンセプトをキャッチーに体現できる企画として、キャリアや仕事とは縁遠い「サンリオキャラクター」の新たな可能性を考える今回のプロジェクトが生まれました。

OOH

10月21日から東京、大阪、名古屋、福岡、仙台にてOOHの掲出を行いました。
通行人の方が思わず写真を撮りたくなるよう、サンリオキャラクターのイラストと職業名が一目で分かるようなデザインにしています。

また、Adeccoが本業さながらに「求職者」として向き合ったことが伝わるよう、実際の会議内で出てきた「レジリエンス」「キャリアパス」「フロンティアスピリッツ」といった横文字をあえてそのままコピーに使用しています。

渋谷:東横線(副都心)渋谷ビッグ20

新宿:新宿メトロスーパープレミアムセット(ABCDの4面)

大阪:阪急梅田D-St.(ディーストリート)

名古屋:J・ADビジョンCentral名古屋駅地下通路

仙台:仙台地下鉄 仙台駅SSコンコースビジョン

LP

OOHを見てプロジェクトの詳細を知りたくなった人の受け皿として、細かい選定理由や会議動画を載せたLPを制作しました。

動画

Adeccoが大真面目にキャラクターと向き合っていた本気度を伝えるため、会議風景を臨場感のあるドキュメンタリータッチの映像として公開しました。

反響

掲載実績

アドタイ「シナモンやマイメロにぴったりな仕事は? Adeccoのサンリオコラボキャンペーン
アドクロ「“もしシナモロールが求職者だったら” アデコがサンリオとコラボした広告展開
SPACE MEDIA「Adecco×サンリオキャラクターズコラボキャンペーン「サンリオキャラクター派遣プロジェクト」の結果を交通広告で発表!
SPACE MEDIA「Adecco「サンリオキャラクター派遣プロジェクト」、先週に引き続き新宿駅の地下通路をジャック!
PR EDGE「あのキャラクターにぴったりのお仕事は?Adecco×サンリオがコラボプロジェクトを開催
WorkMaster「Adecco、「サンリオキャラクター派遣プロジェクト」実施

クレジット

企画制作:IPGメディアブランズジャパン+AOI Pro.
CD:佐久間崇
企画+C:岡シャニカマ
AD:加納寛
D:日下部彩乃
CPr:大西佑紀、丸川貴史
Pr:飯星護
PM:倉掛真実
演出:小暮健一
撮影:佐々木聡士、宮下雅仁、吉川杏平、山嵜純弥
編集:小暮健一、小林優
MA:藤田ルリ子
AE:松下敬彦、浅海敬介、矢作峰士、高見雄佑