



この先いけずな京町家
- 担当範囲
- 企画 / コピーライティング / 制作ディレクション / PR
- 公開日
- 2024/12/04
「いけず」は言われても気づかない
これまで「いけずステッカー」「京都人狼」と、京都の「いけず文化」を観光資源にするべく商品開発を行ってきました。その2つは世間で言われている「いけず」というパブリックイメージを元に、商品として成り立つよう形成した、いわば“いけずの加工品”です。
実際に“生のいけず”を体験できる場はないのか?と考えましたが、ここに「いけず文化」の構造的問題が発覚しました。
他府県の観光客は生のいけずを言われていても気付けないのです。
そこで「実際の京都人からいけずを言われる」という行為をエンタメ化したイベント「この先いけずな京町家」を開催しました。

参加者は大西常商店・4代目の大西里枝氏が演じる「いけず女将」の住む京町家を訪問。女将の何気ない一言の裏には別の本音が潜んでいる場合があり、読み取って適切な行動ができないと「ぶぶ漬けでもどうどすか?」と言われます。

これは古来から京都で「早く帰れ」を意味する言葉で、言われた場合は一度退散しなければなりません。5回訪問するうちに全ての「いけず」を読み解き、女将の信頼を得られればクリアとなります。

またいけず女将の背景には、過去に“とあるきっかけ”でいけず女将のレッテルを貼られてしまい、誰も自分の言葉を信じてくれなくなったという悲しいストーリーを用意。少々意地悪なことをしてきても同情できる余地を作り、参加者が感情移入しやすくしました。

イベント公開初日に5,500円のチケットは完売し、後日発表した追加公演分も24時間経たずして完売しました。
イベント模様












反響
「京都のイケズを体験できるイベントとか面白いと思いません?」
— みえっぱりな京都人bot (@kyoutojin_bot) December 4, 2024
ワイ「なるほど、脱出ゲーム風に体験できる感じですか…。絶対面白い」
「と言うことで、一緒にイケズを考えて下さい」
ワイ「え?ホンマにやるの?本気やったん?」
※ガチでイケズ考えました。
マジでこのイベント開催します。 pic.twitter.com/c3VAufvZnG
京都の「いけず文化」を生で体験できるイベントを開催します。
— 岡シャニカマ|ない株式会社 (@SHANIKAMA_hrkt) December 4, 2024
築150年以上の京町家で超いけずな女将と会話をするのですが、彼女の本音を見抜けないと「ぶぶ漬け」を出されて追い返されてしまいます。
詳しくはプレスリリースをご覧ください。https://t.co/ZYiVIHlDm9 pic.twitter.com/yxsJ0zOM4B
ほんま誰が来るねんこれ…(キテクダサイ) https://t.co/lsbdbDXEn4
— 大西里枝 扇子屋女将 (@RieOhnishi) December 4, 2024
【体験】「めっちゃ怖い」京都の老舗女将の"いけずイベント"https://t.co/8fT9amLuhS
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 27, 2025
女将の本音を汲み取れず「ぶぶ漬けでもどうどすか?」と勧められると一旦退散。対策を考えてもう一度トライするルールで、5回までチャレンジできるという。 pic.twitter.com/HCesfb6THM
京都の「いけず文化」を体験できるイベント
— 海野名津紀(けんぴ。)🌻🦒/謎解き制作 (@circle20_0275) February 22, 2025
『この先いけずな京町家』
女将の"本音"を見抜いた行動を取らないと「ぶぶ漬けでもどうどすか」と言われて追い返されてしまう。
女将の大西里枝さんに見惚れていたら、いつの間にか玄関まで戻されていることも。
京都出身の方々に助けられてクリア‼️ pic.twitter.com/r83FkdUfn5
『この先いけずな京町家』
— 渡邉光孝(ワタナベ) (@watanabe_denz) January 26, 2025
やはり緊張したけど、ものすごく面白かった…同回が関西の方々(関東からは自分だけ)で大変救われました
女将さんの発言に終始いろいろ考えを巡らせるのが新感覚過ぎる https://t.co/YuU1HPL99L
噂のいけず女将会話読み解きイベント参加してきました。「ぶぶ漬け出されたら、終わり」ということですが、ぶぶ漬けを出されても良いのは4回まで、つまり5機あり、失敗したら参加者で相談してその地点から再挑戦できます。ちょっとありえない緊張感でしたが、斬新で楽しかった。#この先いけずな京町家 pic.twitter.com/f7TTPw24KL
— 統べる青 (@suberu_ao) January 26, 2025
動画
掲載実績
Webメディア
asology「京都の『いけず』体験イベント「この先いけずな京町家」が発売当日に完売!現在追加日程を検討中!」
WorkMaster「ないとCHAHANG、いけず体験イベント「この先いけずな京町家」開催」
dellows.jp「京都の「いけず文化」を体験、「この先いけずな京町家」開催」
京都いちばんち「この先いけずな京町家|京都の“いけず文化“を体験する新感覚謎解きイベント開催!【京都市下京区】」
Head Topics「この先いけずな京町家」
ウォーカープラス「京都の「いけず文化」を体験!?「この先いけずな京町家」が開催、その狙いは?」
TABI LABO「“ぶぶ漬け、おあがりよ” はトラップ!? 京都人の本音を探る、体感型ミステリーゲームがアツい」
産経新聞「「ぶぶ漬けでも?」で終了…京都人のいけず見抜く体験イベントが完売」
SoraNews24「Scarier than a haunted house? Kyoto hidden-meaning “mean” manners escape house on the way」
まいどなニュース「老舗女将による、京都の“いけず”体験イベントが「こわっ!」 “ぶぶ漬け”すすめられたらやり直し」
京都いちばんち「【体験レポ】この先いけずな京町家|いけずは京都ならではの高度なコミュニケーションだった…!※一部ネタバレあり」
まいどなニュース「【体験】「めっちゃ怖い」京都の老舗女将の”いけずイベント”」
TV
読売テレビ「ten.」(2025/01/31)
読売テレビ「ほんわかテレビ」(2025/03/07)
新聞
産経新聞(2024/12/12)
日経MJ(2024/12/18)
クレジット
企画・制作:ない株式会社、株式会社CHAHANG
出演:大西里枝、日下部彩乃
カメラマン:木村華子
いけず制作協力:みえっぱりな京都人bot
協力:大西常商店