WORKS ないシゴト

「いけず」な中吊り広告

京都を観光しても「いけず」は味わえない

2023年11月3日に「いけず文化」を観光資源にする目的で「裏がある京都人のいけずステッカー」を発売しました。

この商品は「いけず文化」を有効活用し、自宅や職場に持ち帰って使うものです。
ただ「いけず」というものは京都の文化なので、京都の中でいけずを体験したいという方も多いでしょう。

そこで「いけずステッカー」のデザインを京都「嵐電」の中吊り広告として掲出しました。
嵐山などを訪れる観光客の方もよく使う電車内に「いけず」なメッセージを載せた広告を掲載することで、擬似的に「いけず」を体験することができます。

広告には4種類ある「いけずステッカー」の中から「玄関編」を採用。
「琵琶湖でも行ってはったんどすか?」というメッセージに込められた「汚い格好で来やがって」という本音は、観光客にも自分ごと化しやすいと考えて選びました。

ステッカーの裏面にはモデルの強烈な変顔とパンチの効いた本音が描かれていますが、この表現が嵐電から見える京都の美しい景観とはマッチしないと考え自主規制しました。

というのも、当初は裏面も掲載する想定で代理店の方に打診をしたのですが、担当者の方(京都人)に「裏面まで広告に出してしまうとネタバレ感が強いので、隠しておいた方がいいかもしれませんねえ…」と言われました。

察しの良い方はお分かりでしょうが、きっとこれは「いけず」です。
本音は「こんなデザイン出せるか!」だと思ったので、早急に自主規制する方向に調整しました。

<掲出情報>
掲出場所:嵐電全線(嵐山本線・北野線)の全車両
掲出期間:2024年1月10日 〜 2024年1月21日

掲載実績

Lmaga.jp「京都観光で「いけず文化」を体験? 斬新すぎる嵐電の中吊り広告
総合報道「【ない・CHAHANG】京都の「いけず文化」を体験できる中吊り広告を嵐電に掲出

クレジット

企画・制作:ない株式会社、株式会社CHAHANG
モデル:大西里枝(大西常商店)
カメラマン:木村華子