ダマされた自分が映る鏡

誰だって自分がダマされるなんて思ってない

大阪府警のSNS型投資詐欺啓発ポスターとして「ダマされた自分が映る鏡」を企画・制作しました。

表面が鏡状になっているこのポスターには「え、今投資したら絶対に儲かるの…！」や「この投資話、乗るっきゃない！」など、SNS型投資詐欺にダマされた人のセリフが描かれており、正面に立つとダマされた自分が浮かび上がるデザインとなっています。

中央に印字された2つの円マークに目を合わせると、マンガでよく使われる「お金に目がくらんでしまった人」の表現が完成します。またスマートフォンで自撮りすると手にスマホを持った状態で撮影できるため、近年急増しているチャットツールを使った「SNS型投資詐欺」の被害状況が再現可能です。

被害者に多い「自分は大丈夫」という過信をなくすために“被害者の自分”をポスター化

警察庁が行ったオレオレ詐欺の被害に対する意識調査によると、被害者の95.2%が「自分は被害にあわないと思っていた」と回答しています。

「自分は大丈夫」と過信してしまっている場合、たとえSNS型投資詐欺の存在や犯行手口を知っていたとしても、いざ自分がダマされたときに本人が気づくことは困難です。そこで今回のポスターでは「自分が被害者になり得る」ということをダイレクトに訴求するため「被害者になった自分自身が映る鏡」という仕様にしています。

キン肉マンが「マンガみたいにうまい話があるわけない」と伝えるお披露目イベント

ポスターを掲示開始する1月17日になんばウォーク内にある「クジラパーク」にてお披露目イベントを開催。ポスターの「マンガみたいにうまい話があるわけない」というコピーにかけて、人気マンガの主人公「キン肉マン」が登場し、通行人の方と記念撮影や、実際に鏡を使っての撮影などを行いました。

掲載実績

ラジオ
TOKYO FM「ONE MORNING」（2025/01/20）

クレジット

Client: 大阪府警察
Planner / Copywriter / Director: 岡シャニカマ（ない）
Designer: 森倉ヒロキ